Company

ストーリー

「自分にYES」を出せる人づくりをします。
多くの子どもたちは「困っているから。」と私たちの教室に通ってくださいます。勉強がわからない。授業についていけない。中には、僕は・私はできないと「自分にNo」を出していることもあります。

しかし、子どもたちは小さな成功体験を1つずつ積み重ねていきます。挨拶ができる様になった！苦手だった計算問題ができるようになった！模試の結果で志望校の判定が上がった！そのような「やればできる」の記憶が「自分にYES」を出せるきっかけになります。

やがてそれは「この学校に合格したい！」「この仕事に就きたい！」と自主的に、主体的に自分自身の可能性にチャレンジできるようになります。「できると思えば私はできる」のマインドが、自分自身の可能性を開いていきます。

そこをしっかり褒めて伸ばし、成長のための良い循環を作っていくこと、そして、「やればできる」という主体性を子どもたちの中から見つけ出し、それを輝かせることが私たちの使命です。

私たちが学び成長し、毎日活き活きとした姿で仕事をすることで、子どもたちは私たちを目指すべき人物像として捉えるようになります。成長した私たちから子どもたちは学んでくれます。自ら学ぼうとする子どもたちのその姿勢は、子どもたちの心の成長や学力の向上につながります。そしてそれらの『やればできる』の経験は、子どもたちの笑顔につながっていきます。

私たちとの出会いや関わりの中で、子どもたちは成長し笑顔になります。その子どもたちの成長や笑顔は、その家族や友人たちの笑顔につながっていきます。その家族、友人たちの笑顔は、職場の同僚や地域の人たちの笑顔につながっていくことでしょう。

私たちが子どもたちと共に学び成長することで、子どもたちはもちろん、子どもたちに関わる人たちの笑顔につながり、そしてそのことが地域社会の笑顔につながっていくのです。

どうせ自分には無理だからと夢を諦めている子どもたちがいるかもしれません。私たちは子どもたちの可能性を信じ、未来がすばらしいものである事を伝えていきます。そのために、子どもたちとの夢を共有し、小さな成長を見逃さず承認することで、子どもたちが努力できる、自信がつけられる、そのような居場所をつくっていきます。

クース・コーポレーションで働く皆さんはどのような未来を描いていますか。
「誰かの役に立つ仕事をしたい」「困っている人の手助けをしたい」また、「家族を幸せにしたい」「家をたてたい」「１００名教室を運営したい」「幹部になり、社員の皆さんと会社の成長に貢献したい」といった夢を持っている人もいるでしょう。私たちも自分たちの手で共に未来を描ける居場所をつくっていきましょう。

子どもたちは勉強を通して、いろいろな課題や壁に出会います。
抱える悩みは一人ひとり違い、決まった答えもありません。
一人ではどうしたらいいのか分からない。保護者の方もどう助けてあげればいいのかわからない。私たちのお客様である生徒・保護者は、そのような悩みを解決したくて、私たちの教室に足を運ばれます。

そのようなときに、一緒に考え、共感し、寄り添える居場所を作ること。
問題の解決のために、共に悩み、学び、成長し続けること。

そして、星の数ほどある学習塾のなかで、私たちを頼ってきてくださるお客様に感謝し、期待以上の成果をお返しすること。
それらが、私たちの行動の基準であり、創業当時より大切にしている価値観です。

平成5年3月、私の最初の「教え子」たちの受験結果を聞いた夜のことでした。第1号教室である武雄教室で学んだ中学3年生は44名いましたが、2名の不合格者をだしてしまいました。 結果を創り得ることができなかった責任を痛感し、その夜二人の自宅に足を運びました。

ひとりは不運にも入試当日風邪をひき、合格圏内と思われた高校の受験に失敗した女子生徒でした。その胸中たるや察するに余りあるとはこのことです。ちょうどご両親はお留守で、応対に出てくれた彼女は私の顔を見るなり大粒の涙をこぼし始めたのです。私はしばらくの間ことばを発することができませんでした。

激しい後悔の念が私を襲いました。悔しくて申し訳なくていたたま れない気持ちとともに、 私はこの仕事の重さを心の奥底に刻み込み ました。彼女のご両親は「あんたのせいじゃないよ」と逆にお気遣い のことばまでいただきました。あの夜の彼女の涙が私に対する抗議 の印でないことも分かっています。しかし彼女の涙は今も努力を免 罪符にするわけにはいかないのだと、この仕事の本質を繰り返し私 に教えてくれています。

多くの子どもたちにとって、 高校受験は人生で初めて出合う大きな試練であるとともに人生の分岐点にもなります。学校が違えば友達や先生子どもたちにとっては生きていることのすべてが変わるのです。常120%の情熱を燃やし続けてもなお足りない、終わりのない厳しさがあります。 同時に、自分の一生を賭すに値する充実感を子どもたちの笑顔とともに得られる仕事だと確信しました。

私たちは明るい未来に向けこの仕事を続けていきます。しかしあの夜のひとりの女子生徒の流した涙を決して忘れてはいけません。これこそが私たちの出発点であり原点です。ここにこのようなことを二度と繰り返さないことを決意し「創業の念い」として皆さんと共有していきます。